ゆとり世代 部下への叱り方

◆ゆとり世代 部下への叱り方

正しい部下の叱り方を身につけることは、結果的に職場のメンタルヘルスを向上させます。

厚生労働省より公表されている平成27年度個別労働紛争 制度の相談内容によると、パワハラにあたる「いじめ、嫌がらせ」が6万6566件にのぼっています。

~総合労働相談は8年連続100万件超、内容は「いじめ・嫌がらせ」が4年連続トップ~

(厚生労働省HPより)

「いじめ・嫌がらせ」の中には、誰が聞いても、罵詈雑言、罵倒を浴びせた言葉もあるのでしょうが、多くの場合は、コミュニケーションギャップ、つまり「そんなつもりで言ったのではない」という、言った側の本意が伝わっていないのではないでしょうか。

そして、言われた側は、言った側の本意の理解不足というよりも、「そんな言い方しなくても…」と、最初に感情の拒絶反応が起きていて、心が折れてしまったために、言った側の本意が届いていないことが多いと、企業での人財育成をお手伝いしていて感じております。

さて、ここでは、◆ゆとり世代への『叱り方』についての論考であるため、これより先は、

・言った側=上司

・言われた側=ゆとり世代

と想定させていただきます。

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ゆとり世代だからこそ、叱って伸ばす

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ゆとり世代は、社会貢献の意欲と自己成長欲求が強いです。

それは、脱モーレツ社員の価値観を象徴しています。

 

ゆとり世代は、自分の時間を大切にしたい、仕事とプライベートを明確に分けて、自分の人生を精神的にも、豊かに、幸せに生きたいと望んでいます。

あえて言いきってしまうと、会社で出世してまでモーレツに仕事はしたくないけれど、プライベートではボランティア活動や自分を成長させる学びには参加したいと思っているのです。

 

それは、日ごろのゆとり世代の口癖

「輝く人生を送りたい」

「自分を活かしたい」

「世の中の役に立つことがしたい」

「自分を成長させたい」

からも読み解くことができます。

 

だからこそ、ゆとり世代には、ゆとり世代の心に刺さる『ゆとり世代の叱り方』を行へば、彼らは心をひらきます。

 

なぜかというと、輝く人生も、自分を活かして世の中に貢献することも、今の自分を成長させることで叶えることができるからです。

逆に言うと、今の未熟な状態のままで、自分が望むような輝く人生、自分を活かすことはできないからです。

 

・今のままでは、輝く人生は送れそうもない。

・今のままでは、自分を活かす理想の状況には近づけない。

・今のままでは、プライベートなつながりの友人達に自信がもてない。

 

だからこそ、今を変える欲求を、すでに自分の内側にもっているのです。

「否定」を乗り越えていく先に、理想の姿が実現できる。

今の自分の状況に向き合って、今の自分を超えていくことで、理想を実現することができるのです。

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人は「否定」を乗り越えていくことで成長する

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ただし、ここで言う「否定」とは、他者からの「否定」ではありません。

 

「自己否定」です。

「自己否定」するためには、折れない心づくりが肝要です。

 

◆『ゆとり世代への叱り方』研修◆

 

本研修は、パワハラNGワードの共有など、表面をなぞるようなテクニックを教えるものではありません。また、ほめちぎって機嫌をとるなどの見え見えの操作テクニックは、ゆとり世代に限らず、人は見透かします。その際に、見透かされるのは表面上のテクニックではなく、体裁だけ整えようとする浅はかさ、愚かさです。

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叱るとは、使命感の愛

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正しい『叱り方』を行うには、根本精神『叱るとは、使命感の愛』を心の軸として、長期的なゆとり世代の成長を視野に入れて、目の前の事象をタイミングよく、『正しいり方』ができれば、ゆとり世代にも必ず伝わります。

 

本研修で重要なことは、上司がゆとり世代を「否定」するのではありません。

上司の関わり方をきっかけにして、ゆとり世代が「このままじゃ、ダメだな」と、自らが自発的に「自己否定」して、今の自分を乗り越えていこうと自発的に成長する『ゆとり世代の叱り方』を習得します。

 

成長は、人間の根本欲求です。

正しい部下の叱り方は、ゆとり世代も上司に求めています。

ゆとり世代も上司世代も、自分を伸ばしたいし成長させたいと思っています。

 

ですから、成長につながる『叱り方』を実践すれば良いのです。

 

但し、これまでの『叱り方』では、役に立ちません。

 

ゆとり世代にとって、バブル昔話の叱り方を話しても、(また、始まった…)と、バブルの好景気の歴史懐古、場合によっては、上司の自慢話が始まったと疎んじられる危険性があります。

さらに、バブル終焉の時から現在まで、上司は思考停止していると不信感をもたれている危険性もあります。

 

だからこそ、上司が自分も部下だった時代の『叱り方』ではなく、今のゆとり世代に通用する『叱り方』を習得する必要があるのです。

 

◆ゆとり世代に通用する『叱り方』とは◆

 

【ゆとり世代に通用する『叱り方』研修】の一部

 

・それダメ!叱る時に言ってはいけない3つの禁句

⇒547名に聞いた「こんな言葉で叱られたい」弊社調査で浮き彫りになった3つ禁句とは

・叱る前のAKB

⇒叱る前に、怒りへの冷静な向き合い方を身につける

・パワハラと言われない『叱り方』

⇒「人事を尽くして天命を待つ」叱るタイミングとは

・人間関係も酒づくりと同じ。

ゆとり世代とのコミュニケーション醸成術

⇒心を腐らせる言葉がけ/心を豊かに醸成発酵させる言葉がけ

そのちがいとは

・怒ると叱るのちがいとは

⇒怒るは、自分の内側(心の独り言)の整え方

叱るは、自分の外側(コミュニケーション)の整え方

 

『叱る』には、上司が人として尊敬されていないといけない論考

『叱る』には、叱る上司がゆとり世代から尊敬されていないといけないという人がいます。

その通りだと思います。尊敬されていない人からは、何を言われても納得できない、素直に聞けない、反発反論したくなる気持ちは、少なからずあると思います。

 

しかし、上司になったからには「徳を積んでから叱ります」といっても、組織は待った無しです。

 

上司は、不明確で行動指標にもなっていない「徳を積む」ことを、やみくもに行うよりも『正しい叱り方』を身につけるほうが、組織の期待に応えることができます。

 

そして、具体的な『正しい叱り方』を身につけて、ゆとり世代に、はやく成長の手ごたえを感じさせることができたならば、結果的に尊敬を集めることができるのです。

 

つまり、『正しい叱り方』を身につける過程が「徳を積む」行為そのものなのです。

◆ゆとり世代への『叱り方』

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